どうもおはようございます、こんにちは、こんばんは。
Xcode11.4 リリース
2020年3月24日に公開されました。macOS Catalina 10.15.2以降のMacでのみ実行できます。
・[リリースノート]
大きな変更点
- Swift5.2対応
- ユニバーサル購入
- Simulatorの変更・新規機能追加
- SwiftUI対応改善
Swift5.2対応
- Swift5.2新機能(Qiita記事]
ユニバーサル購入
ユニバーサル購入とは、App Store上で購入すると複数のプラットフォームを横断して利用することができる機能です。
プラットフォームはiOS、iPadOS、macOS、watchOS、tvOSがサポートされており、アプリ本体およびアプリ内課金が対象です。
Appをユニバーサル購入として一緒に配信するには、それらのAppに単一のバンドルIDを使用し、App Store Connectで同じAppレコードに関連付ける必要があります。
一度ユニバーサル購入対応アプリとして承認されると、ユニバーサル購入を無効化したり、Appレコードから1つのプラットフォーム向けのバージョンを削除したりすることはできません。
Mac Catalyst(iOSアプリのソースを流用してMacアプリを開発できるツールセット)で作成したアプリはデフォルトでユニバーサル購入が有効になっているので注意が必要です。
Simulatorの変更・新規機能追加
- タイトルバーの追加 Simulator11.4からはタイトルバーが追加され、「Save Screenshot」「Home」「Rotate Right」のボタンが利用可能になりました。
- プッシュ通知の送信 シミュレータへプッシュ通知を送信するには有効なApple Push Notification Service payloadファイルが必要です。
push.apns { "aps":{ "alert":"Test", "sound":"default", "badge":1 } }
コマンドラインから送信する場合は、上記のファイルを以下のコマンドで送信することができます。
push通知送信コマンド
$ xcrun simctl push <シミュレータのデバイスID> <バンドルID> <apnsファイル名>
また、シミュレータへapnsファイルをドラッグ&ドロップして送信することも可能です。
その場合には下記のように該当アプリのバンドルIDを付与してください。
push.apns { "Simulator Target Bundle": "バンドルID", "aps":{ "alert":"Test", "sound":"default", "badge":2 } }
便利な点
プッシュ通知の受信部分が正しく実装できているかの確認がシミュレータで確認できるようになります。
注意点
あくまでシミュレーションなのでASPNを介したプッシュ通知のテストは別途実施してください。
表示モードの変更
コマンドラインで表示モードを変更することが可能になりました。
表示モード変更コマンド
xcrun simctl ui <シミュレータのデバイスID> appearance dark // ダークモードに変更
xcrun simctl ui <シミュレータのデバイスID> appearance light // ライトモードに変更
Interface Builder
複数のシステムグレーが追加されました。
制約をつける際に0を入力するとStandardになるバグが修正されました。
->これ地味に嬉しい!てかSafeAeraじゃなくViewに0につけてるのにSafeAreaに対して0になるからほんとだるかった。
ブログの投稿は基本毎日19時頃する予定です。